「七人の侍」について

私は、映画が好きなのですが、特に黒澤明監督の作品が好きです。今回は彼の作品で最高傑作とも言われる「七人の侍」について語りたいと思います。戦国時代のある農村で、農民たちは野武士の横行に怯えて暮らしておりました。そこで、侍を雇って、野武士を撃退しようと提案します。侍探しをしてしばらくして、勘兵衛という侍が決まります。それから次から次へと侍が集まり、最終的に七人集まります。そして侍と農民は手を組み、野武士との戦いに向けて準備をしていきます。
この映画は、なぜここまで有名なのかと言うと、私の解釈になりますが、黒澤監督が、アメリカの映画に負けない作品を作ろうと言う強い意欲にあると思います。それには、とにかく脚本から時代考証、演技、音楽などあらゆる部門の人たちに全身全霊で取り組ませた結果だと思います。黒澤監督は、初期の作品の頃から怖い監督として知られていました。人に厳しく接し、これでもか、これでもかという力を出させたのだと思います。
ここで、少し「七人の侍」から脱線しますが、黒澤監督は他人にだけでなく、自分にも厳しいのです。彼が助監督時代のことの話になります。助監督という仕事は忙しく、かつ過酷なものなので、ほとんどの助監督は、やる気を徐々に失うことが多いのですが、黒澤監督は、空いた時間は、自分の脚本をそれこそ、寝る間も惜しんで書くのでした。それが功を奏して、今日でも知られる映画界の巨匠となったのだと思います。
さて、話を「七人の侍」に戻しますが、この作品の最大の見せ場は、終盤の雨の中の戦いでしょう。まるで本当に戦いっているような感覚を観客し味わわせています。この戦いについては、たくさん書きたいのですが、私の知識が乏しく、数行しかかけないことをお許しください。
そして、もうひとつ書かなければならないことがあります。この作品は、後の映画監督に多大な影響を与えたことです。スピルバーグ、ルーカス、コッポラと数えればキリがありませんが、彼らはこの作品を何度も見て、自分もこんな映画を作りたいという創作意欲をかきたてられたのだと思います。
「七人の侍」。これからも、映画がこの世からなくなるまで、日本映画の、いや、映画の名作として燦然と輝くことを祈らずにはいられません。