「自転車通勤は万全の準備をもって」

初めての通勤先は、交通の便が悪いところでした。
自宅からの距離としては、約2キロといったところでしょうか。
電車やバスを利用するには中途半端で、毎日徒歩で通勤するには遠い。
そこで、移動には自転車がベストだと思い、自転車通勤を決行することに。

それまでの人生、通学はすべて徒歩圏内だったくせに無謀な挑戦でした。
必要がなかったので、自転車には乗れるものの、長距離移動の経験がなかったんです。

まだ懐にも余裕のない時だったので、知人から譲り受けたママチャリで出発!
買い物かごにカバンを乗せて、よたよたと車道を通って通勤した1日目。
通勤先にたどり着くまでに、ドライバーさんの邪魔になりまくっていました。
苦々しい顔で横をすり抜けていくドライバーさんたち。
クラクションを鳴らして「邪魔だ」サインを出される方もいました。
自転車操作が拙いばかりにご迷惑をおかけしました。

そんな迷惑をかけまくった1日目があって、通勤時間を考え直すことにしました。
せめて、ドライバーさんたちの邪魔にならないように出発時間を早朝にチェンジ。
車の心配も少ない分、自転車操作に集中できますしね。

そんなこんなで、早朝に自転車通勤を始めて、2週間ほど過ぎた日のこと。

雨が降りました・・・

今思えば、なぜ雨のことを失念していたのか不思議でなりません。
初めての仕事ということで、余裕がなかったのかもしれません。

しまった!雨対策していない!
カバンはビニールで包むにしても、自転車操作する本人はどうしよう!?
なぜレインコートを準備していなかったのか!
自分のバカさ加減がイヤになった出来事でもありました。

そして、思い出してしまった、傘差し運転をしている人の姿・・・
雨の日に、傘を片手にスイスイ自転車に乗っている人っていますよね?
その姿を思い出してしまったんです。
自転車通勤も2週間以上続けていて、操作に変な自信がついていたのもまずかったです。
傘を片手に、雨の中を自転車で出発!
イメージは、それまでの人生で目撃した、傘差しでもスイスイ移動していた人たちです。

結果!
イメージ通りの操作なんて出来ませんでした。
片手運転になるので、バランスを保つのが難しくなったうえ、風がありました。
自宅から、500メートル進んだ車道で転倒・・・

カバンは飛んで行く、買い物かごはひしゃげる、車体はキズだらけになる。
おまけに本人も、すり傷でズタボロになってしまいました。

不幸中の幸いだったのが、早朝の通勤だったため、後ろから車が来なかったことです。

もしも、通勤ラッシュの時間帯に転倒していたら・・・
ゾッとしますね。

また、転んだ際に、頭をぶつけるなどして意識がなくならなかったのも幸いでした。
早朝なので、誰かに発見されるまで、車道に転がったまま雨に打たれていた可能性も・・・

その後、傘はしまって(こちらも骨がバキバキに折れていました)、濡れたまま出勤。
ズタボロ姿を同僚に見られるたびに、朝の一件を話して、恥をさらすことに・・・

帰りは、迷わずレインコートを購入しに走りました。

ちなみに、傘差し運転は、道路交通法違反です。
違反になる理由を、身をもって体験しましたよ・・・

余談ですが、ママチャリは前身に走ったキズからサビだらけになり、その後間もなくご臨終を迎えました。許してくれ!